皆さん、地震への備えはしていますか?

ご存知のように、日本は今でも地震が頻繁に起きている世界でも有数の地震大国です。
世界中で起きている地震の約2割りは日本列島で起きています。
4枚のプレートがひしめき合う、まさにその上でですから、当然といえば当然です。
それに加え1500を超える活断層。文部科学省は今後30年以内のM7~M8クラスの地震が起きる全国各地の確立を上げています。
南海地震50%、南関東の地震70%、東海地震87%、宮城県沖地震99%
残念なことに2011年3月11日の東日本大地震はこの調査を裏付けるものとなってしまいました。
しかし、それを見ても平気でいられるのは30年以内に起こる確率だからでしょうか。まだ先の事の様に感じるのは無理がないと思います。この30年以内に起こる確率はよく目にする事がありますが、実は10年以内にマグニチュード7~8が起こる確率も発表されています。怖いです。
いつ地震が起きてもおかしくないのが地震なのです。私たちが自ら少しでも被害を減らすことをしないといけません。
1.地震・自然災害に対して関心を持ち、状況をイメージしておく
地震は起こるものだと思ってください。そして関心を持って下さい。
家の中なのか、外なのか、会社なのか、夏か、冬か、昼か、夜か、家具は、電気は、ガスは、水道は、避難経路は、無事非難できるのか、誰かに助けてもらえるのか、誰を助けるのかなどイメージしてください。
優先すべきは命です。
2.家が倒壊しないように耐震補強する
耐震改修を行うことにより、. 大地震時に家が倒壊しない、少し傾いても避難するまでに時間が稼げる、地震がおさまった後は住み慣れた家で生活ができるなどのメリットがあります。
ただし、耐震補強と同時に増築を考える場合は、注意してください。増築規模や作り方によっては、手をつけるつもりのない既存部分にも相応の耐 震性能を求められ、補強が必要とされることがあるからです。
耐震改修を前向きに考えたくても、こういうことを 知っていないと途中で方針を変更せざるを得ないこともあります。そうならないようにするためには、計画の最初の段階で、専門家とよく相談して、できること とできないことの見極めをしておくことです。
3.家具の転倒防止をする
家具は購入時にマニュアルに書かれているとおりに正しい置き場所、設置方法や使用を行いましょう。また、家具の上にガラス製品等壊れやすい物を置かないようにし、 重い物を下の方に収納して倒れにくくしましょう。
壁にL字金具やつっぱり棒等の転倒防止器具等で固定しましょう。
食器棚等の割れ物が入っている戸棚は開いて食器が飛び出ないようにロックできるようなものを設置しましょう。
4.防災用具・非常時出袋・保存食・保存水などの備蓄品を用意しましょう。
両手が使えるリュック、ラジオ、ライト、消火具、軍手、ホイッスル、ロープ、万能ナイフ、雨対策、救急セット(絆創膏(大・小)、カット綿、綿棒、テープ、ピルケース、ウェットティッシュ、マスク、ポーチ、三角巾、包帯)、寒さ対策、ブランケット、カイロ、ウォータータンク、簡単トイレ、発熱剤、紙皿、ラップ、レジャーシート、保存食・保存水などを設置しましょう。